上司からかけられた“恐怖の圧”を、あなたも誰かにかけていませんか?
― セカンドキャリアを考えるきっかけに
医療や介護、リハビリといった国家資格職の多くは、「やりがい」と「使命感」に突き動かされながらも、日々の職場では理不尽な圧力と隣り合わせです。
実はその背後にあるのが、スラトレ®でも取り上げている
「無意識のネガティブの再演」「恐怖の連鎖」という心のメカニズムです。
「恐怖の再演」現場のリアル:なぜ同じことが繰り返されるのか?
たとえば、こんな現場の光景に心当たりはありませんか?
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業務量は年々増えるのに、人手は常にギリギリ
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少しのミスで上司から強く詰められる
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「自分が新人の頃はもっと厳しかった」と、下の世代にも同じように圧をかけてしまう
この構造を一言で言うと、
「恐怖政治で上司に圧をかけられたから、自分も同僚や部下に同じように恐怖の圧をかける。」
という、ネガティブパワーでの再演の連鎖です。
自分が受けた痛みや抑圧を、無意識のうちに他者へと転写してしまう。
この負のループは、気づかない限り、ずっと続きます。
🏥 なぜ医療現場はこの構造にハマりやすいのか?
それには構造的な問題があります。
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日本全国の医療施設の7割以上が赤字運営
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人件費が経費の大半を占め、まず削られるのは“人”
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常に少ない人数で、過剰な業務をこなす現場
つまり、経営側の焦りが、現場にそのまま“圧力”として降りかかり、
怒鳴られる、詰められる、押し付けられるという状態が日常化していきます。
医療職がこの構造に陥りやすい背景には、システム的に圧力がかかりやすい環境要因があります。
詳細は、こちらの記事でも解説しています:
👉 医療職が陥る「トリプルパンチ」の構造とは?
💬 実は他の現場でも同じことが起きている
これは、医療・介護に限った話ではありません。
ホテルスタッフ、飲食店、教育現場など、「人と直接関わる」すべての職業において、同じような圧力の構造が起きています。
人件費が経費の大半を占める現場では、「人を削る」ことが最も手っ取り早い対策とされやすく、結果的に現場に無理が強いられ、しわ寄せがいきやすくなるのです。
真面目で一生懸命な人ほど、その中で心や体をすり減らしてしまう傾向があるのです。
そして最も深刻なのは、
この状態があまりに当たり前になりすぎて、「おかしい」と思う感覚すら麻痺してしまうことです。
麻痺が心と体を蝕む。そして…終わらない。
麻痺した状態は、いずれ心の不調や身体症状として現れます。
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毎朝、職場に行こうとすると吐き気がする
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食欲がわかない、夜中に目が覚める
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ミスを極端に恐れて、緊張状態が続いている
常に頭痛や肩こり、腰痛がある
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「自分が悪い」「だれかが悪い」と思い込んで離れられない
スラトレ®初級コースでは、こうした内面の声を丁寧に棚卸しし癒し、大切に片付けていきます。
ですが――
どんなに心と体をピカピカにしても、
元の環境に毎日戻るなら、またネガティブは“追加”されてしまう。
これが事実です。
だからこそ、あなたに“セカンドキャリア”という選択肢を知っていてほしいのです。
スラトレ®認定コーチとDr.EKO博士が伴走
1つの職場で高収入を得るのは、現実的にはかなり難しいのが実情です。
よほど経営がうまくいっているか、歴史のある大手で幹部職に就くか。
それ以外の多くの人は、自分で収入源を複数持つ生き方を模索する必要があります。
スラトレ®では、実際に5つの収入源を持つことをひとつの目標として掲げています。
特に、初級・中級コースを修了された方を対象に、Dr.EKOが個別に行うコンサルテーションやパーソナルトレーニングという形で、その実現をサポートしています。
「自分を守る」は、逃げではない。成熟です。
医療職は、やりがいのある尊い仕事です。
でも、「現場にとどまり続けること」だけが、使命感の証ではありません。
あなた自身の心と体を壊してまで、社会に貢献する必要はありません。
まずは、自分を守ること。
それは、「逃げ」ではなく、成熟した選択です。
ご自身に合った方法で、自分を大切にしながら、まるで自分のように誰かを大切にする社会貢献を続けることができます。
詳細なメカニズムはこちらで解説しています
スラトレ®公式ブログでは、このような心の構造と変容の3段階プロセスを紹介しています。
👉 浅はかな欲求に流されていないか? ― 3段階で深める「理想の自分」への問いかけ(スラトレ®視点)
最後に:あなた自身のキャリアの主導権を、取り戻してください
今の職場で「違和感」を抱えているなら、
それは心が発している、変化のサインです。
その違和感を押し込めず、問いかけてみてください。
「私は本当に、この場所で生きたいのか?」と。