はじめに
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
そして、普段の業務、本当にお疲れ様です。対人援助や医療の現場で奮闘されている専門職の皆さんの姿には、心から敬意を抱いています。
同時に、その責任感から、心や体が限界に近づいているのではないかと心配にもなります─
かつての私自身がそうだったように。
私が2020年に、それまでボランティアとして行っていた活動を事業化したとき、多くの方と個別にお話しする機会をいただきました。
その際に寄せられた貴重な感想から、改めて「お人柄を活かすこと」の重要性を実感したのです。
この記事では、その経験や感想をもとに、
「お人柄を活かした専門職のための新しい働き方・オンライン事業の始め方」についてお話しします。
特別な技術や派手なアイディアがなくても、自分らしい活動が事業として成り立つ可能性に気づいていただけたら幸いです。
「今回少し話しただけでもモヤが取れるイメージがしたので驚きました」
Dr.EKOの心の声:
え!?話すだけでもモヤが取れるって、そんなにすごいことなの?!
対人援助や医療に携わる方々は、日々、他人の話を聞く専門家です。
そのため、自然と「聞き上手」になっている方が多いのです。
あなたが持っているコミュニケーションスキルや共感力、さらには「お人柄」そのものが総合的に、癒しや安心を与えていることに気づいておられない方が多い気がしています。
実は、特別なスキルや派手なノウハウがなくても、自分らしいオンラインサービスは始められるのです。
「実直なお人柄が伝わって安心しました。」
Dr.EKOの心の声:
え?当然でしょ!実直じゃなかったら、対人援助は続けられないよ。
このコメントからもわかるように、「人柄」は最大の強みです。
どんなに素晴らしい専門的な知識や技術を持っていても、信頼関係の土台がなければ意味がありません。
私の手術時代にさかのぼりますが、国内でも有数のエリート病院で勤務していた私は、手術が上手で優秀であることが最低ラインの環境にいました。
その中で、お人柄や対人関係を築く方法の重要性を、自分自身も鍛えられて実感してきました。
よく先輩がおっしゃっていたのは、
「同じくらい手術が上手な医者が2人いたとして、態度が悪い先生と、態度の良い先生がいたら、患者さんは後者を選ぶに決まってるよね」
ということでした。
私も当然そうだと思っていましたが、そうした環境が当たり前ではないことに気づかされました。
「お人柄」で信頼を得られるのは、医療従事者・専門職ならではの立派なビジネス資源なのだと感じています。
「またお会いできて良かったです。前と同じでやはりフラットな方だと感じました。」
Dr.EKOの心の声:
上下関係なんていらないでしょ。対等が普通だよ!
確かに、ある分野で知識や技術が優れていると、それだけで自分が人間として上位であるかのように錯覚してしまうことがありますよね。
しかし、人間には様々な側面があります。
仕事や家庭、友情、趣味の仲間など、多くの役割がある中で、
たった一つの得意分野だけで全てが優れているように振る舞うのは滑稽なことです。
もしそういう方に出会ったら、こう考えてみてください。
「この人は、付き合うに値しない未熟さを教えてくれているんだな」と。
そして、必要に応じて距離を取るのも一つの選択です。
上下関係を意識させないフラットな関係性構築スキルは、スラトレのコーチ認定で重視するポイントの一つです。
このスキルがある方は、どんな仕事でも成功します。安心して認定を授け、社会へ送り出すことができます。
「終了後に今日お話ししたことについてふり返っていただき、ありがとうございました。
「終了後に今日お話ししたことについてふり返っていただき、ありがとうございました。
実は自分が話しすぎていた、聞き逃してしまったことがあったのではないかと不安だったので、PDFをいただけたことで振り返りできて、安心しました。」
Dr.EKOの心の声:
え?記録を渡すだけでこんなに喜ばれるの?!
意外に思うかもしれませんが、「振り返りの資料を渡す」ことが、こんなにも感謝されるのです。
派手な技術や特別なプレゼントではなく、優しさや配慮が自然と喜ばれるポイントになるのです。
ほんの些細な気遣いが、実は最も大きな価値を生み出します。
例えば、道ばたで苦しそうにしている人に「どうしたんですか?」と声をかけるようなこと。
ショッピングセンターで迷子が泣いている時に、そっと声をかけるようなこと。
そんな「当たり前の感覚」が、私たちの強みになるのです。
DR.EKO博士からのメッセージ
いかがでしたでしょうか。驚きますよね。
私も院外活動を始めた当初、驚きの連続でした。私が普通だと思っていたことが、実は普通ではなかったのです。
アメリカで暮らしていたときから薄々感じてはいましたが、改めて、日本での普通には良い面もそうでない面もあると気づかされました。
こうした経験を通じて、自然と視野が広がり、視座も高くなっていくものです。
焦る必要はありません。ただ、経験が伴わない場合、それはただ「知っているだけ」で、「わかっている」とは言えません。
これを「身につく」とも言います。頭と体を通じて得る感覚ですね。
人間のデフォルト機能を大切にしましょう。