スタンフォードで創ったスライブトレーニング®誕生秘話|医師が開発した“心・体・思考”の統合メソッド

9/14/2025

キャリアラボ

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スライブトレーニング®の誕生──「あなたがやりなさい」の一言がすべての始まり


ある日の講義の終わり:米国スタンフォード大学講義室にてLaura教授と


この写真は、スタンフォード大学心理学部のLaura Delizonna教授との、ある重要な約束を誓ったときのものです。(Laura Delizonna, PhD)Laura教授は、Google、Apple、Facebookなど、世界の一流企業が社員の健康支援に取り入れるメンタル思考トレーニングの権威として広く知られています。

ある日、私は勇気を出してLaura教授にこうお願いしました。

「あなたの素晴らしい技法で、日本人を助けてください!」

しかし、彼女は満面の笑みを浮かべながら私の提案をやんわり断り、こう言い放ちました。「あなたがやりなさい」と、その言葉には、私への信頼と期待が込められていると強く感じました。


スタンフォードでの学びが転機に

スタンフォード大学の研修中、私は「感情知能(EQ)」と「レジリエンス(回復力)」に関する講義に参加していました。その中で、教授のLauraからこう言われたのです。

「あなたがやりなさい。この知識と経験を活かして、新しい教育メソッドを作るべきよ。」

その一言は、まさに私の人生の分岐点となりました。


医師としての限界と気づき

私は整形外科医・医学博士として、長年にわたり臨床の現場で身体のケアに取り組んできました。しかし、どれだけ身体にアプローチしても、症状が再発したり、根本的に改善しないケースが多々ありました。

「本当に必要なのは、心と思考へのアプローチではないか」──そう痛感しつつも、「メンタルは専門外だから」と、心療内科や精神科に頼る他力本願な姿勢だったのです。

そんな中、Laura教授の「あなたがやりなさい」という言葉が脳天を突き破りました。


スラトレ®開発の背景と進化

その気づきから、「心・体・思考の3軸」で人を支える統合的な自己成長メソッド、スライブトレーニング®(スラトレ®)の開発に着手しました。

当初は、「専門家ではない自分に何ができるのか」と強い葛藤がありました。しかし、専門家でないからこそ、「わかりやすく伝える」「図やワークシートで整理する」といった平易で実践的なメソッドが生まれたのです。


スラトレ®──幸せ行きの列車に乗り換えるメソッド

スラトレ®は、単なるメンタルトレーニングではありません。

  • 感情知能(EQ)の強化

  • レジリエンス(ストレス耐性)の向上

  • セルフケア習慣の確立

これらを通して、「人生を自分で舵取りする力」を育てる、医療従事者・国家資格者向けの自己成長プログラムです。

実際に受講された多くの国家資格保有者や対人支援職の方々からは、

「人生全体が変わった」
「心から楽になった」
「自分らしさを取り戻せた」

といった感想をいただいています。


次のステージ:スライバーが社会を支える循環をつくる

現在、キャリアlabでは、以下の2本柱で支援を行っています。

① 自分のメソッドを活かした副業支援

スラトレ®で得た知見を元に、自身の専門性と組み合わせた副業・サービス展開をサポート。

② スラトレ®を活用したプロ活動支援

まだ明確なメソッドがない方には、スラトレ®の技術を使い、心の専門家として活躍できるキャリア支援を提供。


目指すのは「心を”適切に”扱うトレーニング」が支える未来

  • 人に優しくできる社会

  • 安心して心の話ができる空間

  • 自分を犠牲にせず支援できる専門家の輪

スラトレ®を通じて、真のメンタルウェルネスを広げる仲間=スライバーを育成することが、私たちの使命です。

※本記事は、2020年12月に公開されたブログを基に、2025年9月に内容を大幅に再構成・再編集した最新版です。