医療従事者・対人援助職も「幸せ」を選んでいい
副業・起業を考えるすべての国家資格者へ
はじめまして。私はDr.EKOと申します。
もう10数年前にさかのぼりますが、当時の私は「自分を犠牲にして働き続ければ、”成功”すれば、いつか幸せがやってくる」と信じていました。
しかしその結果、過労によって心身の健康を著しく損なうこととなりました。
そこからV字回復の道のりを歩み、渡米、自身の会社の立ち上げ、家庭の再構築、そしてついには海の見える丘へ引っ越し、自然に囲まれたクリニックを開業するという新たな人生のステージへと進みました。
10年以上の歳月を経て、ようやく皆さまに安心してお伝えできる準備が整ったと感じています。
今だからこそ、こう言えるのです。
医療従事者・対人援助職である私たちだって、「幸せになっていい」のです。
対人援助職が“自分を満たす”ことの意味
職業人としての顔を持つ前に、一人の人間として、自分の幸せを追求することは悪ではありません。
むしろ、自分自身を大切にすることこそが、本当の対人援助の出発点です。
もっと言えば、本当のプロフェッショナルとは、最大限に自分を満たし、その“おすそ分け”を人に届けられる人ではないでしょうか。
医療従事者という職業は、優しさを配る仕事です。
まずは自分に優しくあること。それが、真の優しさにつながります。
医療従事者の副業・起業は“段階的に始める”のが正解
このサイトでは、対人援助を行う皆さまや、国家資格を有する専門職の方々に向けて、副業支援・キャリア形成に関するコラムを発信しています。
もちろん、最初から「起業を目指したい」という方もいらっしゃいます。
ですが、現実的には初心者がいきなり成功するのは、ごく一部。だからこそ──
まずは“副業から始める”という堅実な選択が必要です。
副業で十分な成果が得られたときに、勤務を辞めて独立する。
そのタイミングで「起業」という選択肢が現実味を帯びてきます。
私たちは、ハイリスク・ハイリターン型の提案は行っていません。
今すぐ副業に進めない人は「土台づくり」から
副業どころではない、という方も多くいらっしゃるでしょう。
もし今、ご自身が疲れきっていると感じているなら、まずはここから始めてください。
① 心と体を整えること。ストレスに負けない自分をつくること。
ネガティブな動機で行動すると、結果もネガティブになりがちです。職場を恨んだり、見返そうとする原動力ではなく、「自分を大切にしたい」という前向きな気持ちから始めましょう。
② 余裕が出てきたら、今の仕事をブラッシュアップし、スキルアップに取り組む。
他者との差別化を図りつつ、無理のない範囲で副業の準備を進めましょう。③ ①と②が整ったと感じたら、「起業」を考えるタイミングです。
焦る必要はありません。副業を続けながら、さらに②を磨き上げる道も素晴らしい選択肢です。「幸せな医療従事者・専門職」がもっと増えていい
副業や起業は、「もっと自分らしく生きる」ための手段です。
そのために必要なのは、まず自分が幸せであることを許すこと。そして、安心・安全なステップでキャリアを構築することです。
あなた自身が笑顔でいることが、最も価値のある社会貢献につながります。
※初出:2020年11月。最新情報に基づき2025年9月に再編集しました。