これ以上の資格はいらない?|キャリアを変えるのは資格ではなく、サービス化された無形資産スキル

9/15/2025

キャリアラボ

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資格を取得しても、ビジネスにはならないこと

ある日、理学療法士の方からこんなご相談をいただきました。
「スラトレ®認定コーチになりたいのですが、どういう手順でなれますか?」

おそらくその方は、履歴書に書けるような“次の資格”を探していたのでしょう。

面談を通じて、スラトレ®の学びの流れや、プロフェッショナルコーチとしてのステップを丁寧にお伝えしました。すると、こう返ってきました。
「スラトレ®を受講して → プロ養成講座を受けて → それでもプロになれる保証がないのなら、辞めておきます」

このようにして辞退されたのです。

え?だって、まだスラトレ®を受講していないのだから、本当にプロコーチになりたいかどうかなんて、分からないじゃん。
ですが、後に気づいたのは、過去の自分もそうだったということ。

そして、ここで知っておくべき大切なことがあります。
それは、「資格を取得しても、ビジネスにはならない」ということです。


資格をいくつ取ってもキャリアが進まない理由

多くの方が、すでに国家資格や専門資格を取得し、現場でしっかりと実績を積まれています。
本来であれば、それだけでもう十分なはずなのです。

しかし、長年「医療系」という限られた環境の中で働き続けていると、

その“十分さ”に自分自身で気づけなくなってしまうことが多くあります。

実際、医学と看護の大学院の両方を修了され、医学博士・看護博士の学位を取得された方でも、

「学歴も肩書きも揃ったけれど、結局、心は満たされなかった」
とお話されていたのが印象的でした。

そうなんです。「なんのために取得するのか?」が大切なんです。

資格や学位をいくら集めても、実際に収益を生むビジネスとは、まったく異なるものです。


実は資格は“幸せ”にもつながらない

もう一つ、大切なことがあります。
それは、資格や学位をどれだけ増やしても、それが「本当の幸せ」に直結するわけではない、ということです。

資格を取ること自体が目的になってしまうと、次第に「また別の何かが必要かもしれない」と、終わりのない追いかけっこに陥ってしまいます。

心の奥にある「このままでいいのかな」という違和感。
その感覚こそが、今、あなたが本当に望んでいる“幸せのかたち”を問いかけているのかもしれません。


資格と業務の不一致

資格とビジネスが一致しないことをすでに述べました。

ここで大切なのは、資格には「業務を可能にするもの」と「付加価値としての学位」があるということです。この2つは本質的に異なります。

  • 医師免許を取得すれば医業ができる
  • 看護師免許を取得すれば看護ができる

ここで一つ区別しておきたいのは、

  • 業務を可能にする資格(例:医師免許・看護師免許)
  • キャリアに付加価値を与える学位(例:博士号・修士号)

この2つは明確に役割が異なります。

博士号や修士号を取得しても、日々の業務内容そのものが大きく変わるわけではありません。


資格を活かせないと悩むあなたへ|事業構築で本当に必要なものとは

キャリアlabにお越しになる方は、すでに国家資格をお持ちの専門職の方です。そして、事業構築や副業キャリアを検討中です。

このとき多くの方がおっしゃるのが、

「○○のコーチ認定を取ったんですけど、収益化に繋がらなくて…」
「国家資格はあるけれど、それをどう収益に繋げたらいいのか分からない…」

という2大トップです。

事業では、資格や学位そのものが収益に繋がるわけではありません。

国家資格に勝る、認定コーチ資格もありません。
「資格を活かせない」と感じるのは、サービスとしての設計がされていないからなのです。


スキルを副業に変える鍵は「形」にできているかどうか

現代のビジネスシーンでは、「どんな資格を持っているか」よりも、「どんな価値を提供できるか」が問われています。

つまり、スキルを“サービス化”された形にできているかどうかが、勝負の分かれ目になります。

どれほど専門知識があっても、それが形になっていなければ、利用者は「何に対してお金を払えばいいの?」と戸惑ってしまいます。

逆に、国家資格や肩書きがなくても、価値のある無形スキルを明確に「サービス」として提供できる人は、自然と選ばれる存在になります。


副業キャリアに必要なのは“形になった”無形資産スキル

少々くどくなりましたが、もうこれ以上「資格」を追い求める必要はありません。

事業に必要なのは、「価値あるサービスとして形になった無形資産スキル」です。

特に医療従事者や支援職のような専門職の方にとっては、これまでの実績や経験こそが最大の財産です。

それを言語化・体系化し、サービスとして届けることができれば、副業としても、独立事業としても確かなスタートになります。

「せっかく、わざわざ、事業を始めるのであれば、単なる収益化よりも、”醍醐味”を味わおう」の記事を合わせてお読みいただければ、より理解が深まると思います。


FAQ|よくある質問

Q. 国家資格はあるのに副業に繋がりません。なぜでしょう?
A. 国家資格はあくまで「特定業務を行うための許可」であり、ビジネスにおいてはそれだけでは収益化につながりません。副業では、「価値として提供できるか=サービス化」ができているかどうかが重要です。

Q. 医療系のスキルは、ビジネスで通用しますか?
A. はい、通用します。ただし「誰に」「何を」「どう届けるか」を明確に設計する必要があります。そこに取り組むのがキャリアlabの支援の本質です。
また、もしご自身で明確な提供スキルが見つからない場合は、スラトレ®を活用し、プロとして活動する力を身につける「スラトレ®プロコーチ養成講座」の受講も選択肢の一つです。

※「スラトレ®プロコーチ養成講座」はこちらからご覧ください


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