【個人事業主の基礎力】屋号付き銀行口座&クレジットカードの使い分けで経理をスマートに
個人事業主として活動をスタートする際、まず整えておきたいのが「お金の流れ」です。
今回は、特にプロコーチとして独立を目指す方へ向けて、「屋号付き銀行口座」と「事業用クレジットカード」の活用方法をご紹介します。
なぜ、個人と事業用の口座を分ける必要があるのか?
事業初心者ほど「個人口座でなんとかなる」と思いがちですが、以下の理由から早めに分けておくことを強くおすすめします。法的義務はありませんが、実務上は分けたほうが圧倒的にラクになります。
確定申告時の経理処理が格段にラクに
事業収支の把握がしやすくなる
本業に集中しやすくなる
個人と事業の境界線を明確にできる
クライエントからの信頼度がアップ
屋号入り口座で誤送金の防止にもつながる
たとえば、「タロウコーチヤマダタロウ」のように、屋号(タロウコーチ)+氏名形式(ヤマダタロウ)で口座を開設できます。
ネット銀行を活用するメリット
大手銀行ではなくネット銀行を選ぶことで、次のような利便性が得られます。
アプリで明細確認ができる
入出金手数料が安い
取引の反映がリアルタイム
おすすめの組み合わせ①:PayPay銀行 + PayPayカード
▶ PayPay銀行のメリット
屋号付きの事業用口座を開設可能
クレジットカードと簡単に連携
PayPay払いでポイントも効率的に貯まる
▶ クレジットカード活用ポイント
年会費無料
PayPay支払い時に「個人用」か「事業用」かをスライド1回で切り替え
PayPayポイントが個人アカウントに還元される
PayPayアプリと連携し、店舗支払いでもポイントが貯まる
おすすめの組み合わせ②:楽天銀行 + 三井住友ビジネスカード
▶ 楽天銀行のメリット
屋号付き口座をオンラインで簡単に開設
個人事業主専用の楽天クレジットカードはない
デビットカードは利用可能
▶ クレジットカードがない場合の代替案
三井住友ビジネスオーナーズ・クレジットカード
年会費無料
経費管理がしやすい
Vポイントが個人アカウントに還元される
「事業専用」として使える安心感
実践的な使い分けルール
次の3点を守るだけで、経理のストレスはぐっと軽減されます。
事業収入は、事業用口座で受け取る
経費支払いは、事業用カードを使う
個人の買い物は、個人用カードで行う
このシンプルな仕分けルールにより、
確定申告の準備がスムーズに
事業の収支が「見える化」される
効率よくポイントが貯められる
まとめ:本業に集中するための最初のステップ
プロコーチとして成功するには、まず「お金の整理」から。
本業であるコーチングに専念できる環境を整えるためにも、「個人」と「事業」のお金を明確に分けておくことが欠かせません。
今回ご紹介した銀行口座とクレジットカードの組み合わせを参考に、ぜひご自身に合った経理の仕組みを整えてみてください。
※税務に関する正式な判断が必要な場合は、税理士等の専門家へご相談ください。
疑問点や不安なことがあれば、お気軽にご連絡くださいね。