医療従事者・対人医療職の皆さんへ|対面経験を活かすオンラインセッションの始め方
医療従事者、対人医療職の皆さんは、対面での会話やケア、施術、カウンセリングには豊富な経験をお持ちだと思います。
しかし、オンラインセッションとなると、最初は不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
今回は、オンラインならではの特徴や、対面の強みを活かすためのコツについてご紹介します。
オンラインセッションならではの特徴
1. 時間と場所の自由度
・クライアントも提供者も、通勤時間なしで参加可能・地理的な制限がなく、全国各地のクライアントにリーチできる
・空き時間を活用した副業展開も可能
2. セッション環境の違い
・画面越しのやりとりになるため、声のトーンや表情に意識を向ける必要あり・クライアントが自宅など、リラックスした環境で参加できる
・画面共有やチャット機能など、デジタルツールを活用できる
対面の強みをオンラインで活かすために
1. 対面で自分が何をしているかを明確にする
非言語的コミュニケーションスキルが高いのが、医療従事者・国家資格保有者、対人援助職の皆さんの特徴です。
まるで目の奥を見透かすかのように察してあげられる力。これが、皆さんの大きな強みです。
たとえば、外来診療を待つ患者さんの様子から「この方は先に対応すべきかも」と直感し、順番を工夫する看護部長。
「この患者さん、服薬を忘れそうだな」と感じて予約を先に押さえる看護師。
服薬ノートの書き方を何度も丁寧に確認する薬剤部長など──。
こうした直感と経験の融合は、オンラインにも活かすことができます。
2. 分かった自分の対面の強みをオンラインで活かす
非言語コミュニケーションの工夫
・カメラの位置や照明を調整し、表情が伝わりやすくする
・うなずきや相槌のタイミングを意識し、傾聴の姿勢を示す
・声のトーンやスピードで、安心感や信頼感を演出
専門知識の効果的な伝え方
・図や表など、視覚的な資料を活用する
・要点を簡潔に伝えるスキルを意識する
・フォローアップには、チャットやメールでの対応も取り入れる
オンラインビジネス成功のポイント
1. 準備と環境整備
・安定したインターネット環境を確保
・適切な照明と背景の設定(清潔感・プロフェッショナルさが鍵)
・通信トラブル時の予備連絡手段(例:スマホ、別の回線)
2. セッション設計の工夫
・対面よりも短時間で集中できる設計にする
・明確なゴール設定とアジェンダの事前共有
・定期的なフィードバックを通じて、セッションの質を向上
まとめ
オンラインセッションは、対面での経験を活かしながら、新しい働き方やキャリアの可能性を広げる有力なツールです。
最初は不慣れでも、特徴を理解し、環境とスキルを整えることで、サービス提供がより効率的かつ洗練されたものになります。
今後は、「オンラインセッションを始めるための具体的な準備」と「集客方法」についてもお話しする予定です。
皆さんの専門知識を新たな形で発信していくキャリアの一歩を、楽しみながら、でも確実に!一緒に踏み出していきましょう。