起業というと「利益を最大化すること」をイメージする方が多いかもしれません。しかしYAEKOFUが起業サポートで軸に置いているのは、倫理資本主義という考え方です。
Q. 倫理資本主義とは何か?
倫理資本主義とは、「人と社会にとってよいことを判断軸にした資本主義」のことです。社会性・道徳と経済的成果(売上)の両者を高いレベルで両立した経済のあり方を指します。
この概念を提唱したのは、ドイツのボン大学で史上最年少の教授に就任した哲学者、マルクス・ガブリエル(1980年生まれ)です。数々の巨大IT企業で倫理的な経営アドバイスを行い、「哲学界のロックスター」とも称されています。
倫理資本主義における「社会性や道徳」とは、収益の前にまずだれかの幸せを考え、その幸せを実現するビジネスを行うことです。他者を思いやる倫理観が事業の大前提にあります。
Q. なぜ医療従事者が倫理資本主義に向いているのか?
対人援助職・医療系の職種は、本来最も倫理資本主義に向いています。理由は2つあります。
ひとつは、他者を思いやる倫理観がすでに職業倫理として根付いていることです。医師・看護師・理学療法士・薬剤師など、患者さんやクライアントの幸せを中心に置いて動くことが当然の職種です。この姿勢はそのまま事業の核になります。
もうひとつは、だれかの幸せを考え実行する力がすでに備わっていることです。医療現場で培った「何が問題か」を見抜く力・「どう解決するか」を考える力・「実行して結果を出す」力は、事業運営に直結するスキルです。
「お金儲け」と「正当な対価」の違い
YAEKOFUでは、資本主義的な「金儲け」の追求とは一線を画しています。目指すのは「正当な対価」です。自分の専門性・時間・エネルギーに見合った対価を受け取ることは、倫理的に正当なことです。
「年収1000万欲しい」という数字を目標にするのではなく、「なぜ自分じゃないといけないのか」という存在意義から事業を組み立てることを推奨しています。その延長線上に対価が生まれる順序です。
性に合わない資本主義に従わなくていい
医療の世界で働き続けることに違和感を感じている方に伝えたいのは、「性に合わない資本主義に従わなくていい」ということです。
大病院の組織ヒエラルキー・過剰な業務量・正当に評価されない専門性。これらへの違和感は、あなたの倫理観が正常に機能しているサインかもしれません。
倫理観・論理的思考・自立心を伸ばし、自分の存在意義から事業を設計する。それが、医療従事者のセカンドキャリアとして最も自然な形です。
近寄らない審美眼と、ズルや法律違反に近づかない強さを持って、自分のペースで事業を育てていくことができます。
※本記事はYAEKOFUの起業哲学に基づく考え方を紹介するものです。
最終更新:2026年4月
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※本記事はYAEKOFUコンテンツを元に作成しています。