「どうせ私なんて」「もっと若い人の方が」「もっと有名な人の方が」──対人援助職や医療の専門職としてキャリアを重ねてきた方ほど、新しいことを始めようとするとき、こんな言葉が頭をよぎるものです。Dr.EKO博士(整形外科医・医学博士)が、自宅近くの小さなガソリンスタンドから学んだ「選ばれ続ける人」の本質を、副業・起業を目指す医療従事者に向けてお届けします。
なぜ遠回りしてでも、その小さなスタンドに行くのか
私の自宅から1分の場所にも、立派なガソリンスタンドがあります。でも私は、あえて遠回りして5分かかる場所へ行きます。対向車線からの進入も難しい、決して便利とは言えない場所にあるスタンドです。
理由は明確です。そこのスタッフは、技術が良いのは当たり前として、それ以上の何かを持っています。点検の結果を伝えるとき、できることとできないことを、誠実に、曖昧にせず伝えてくれる。そして何より、私の車の問題を、自分のことのように一緒に考えてくれる。皆さん見た目はお若いのに、なぜか絶大な信頼を置いてしまっています。
スタンフォードのような小さなガソリンスタンド
なぜこんな田舎の小さなスタンドが、スタンフォードのような教育システムを持っているのか。その謎が解けたのは、ある日のことでした。
スタッフが迷ったとき、小さく手を挙げてオフィスの方を見ます。すると、まるで長年の同僚を呼ぶような自然な仕草で「ちょっと来てみて?」と合図を送ります。オフィスからさっと出てきたのは、ベテランナースを思わせる、温かみのある女性オーナー。
彼女は若いスタッフの横に立ち、肩に手を添えながら、まるで我が子に教えるような優しさで作業を確認します。そして、待っているお客様には「少々お待ちくださいね」と、実家に帰ってきた親戚を迎えるような自然な笑顔を向けます。
「お客様」でも「部下」でもない──ただ一人の人として
彼女の中に、「お客様だから」とか「部下だから」という意識は微塵もありません。ただそこにいる一人の人として、誰に対しても変わらない自然体。この何気ない仕草の中にこそ、選ばれ続ける本質があったのです。
専門職が陥りやすい4つの罠
これまでトレーニングや起業を支援してきた専門職の方々は、最初は必ずどこかぎこちない姿勢が見られます。
- 専門家として大きく見せようとする
- 逆に必要以上に謙遜する
- 肩肘を張った話し方になる
- クレームを恐れすぎる
このアンバランスがある限り、どんなに素晴らしいサービスも、人の心には届きません。
すべては「大人と大人」の関係から
医療であれ、トレーニングであれ、結局のところ、人は人からものを買います。相手は人です。すべては対人関係であり、大人と大人の関係性なのです。
選ばれる人になるための唯一の条件
技術や知識への研鑽は、対価をいただく以上、当たり前のことです。日本では特に、どのサービスも満点に近い水準にあります。だから、それ以上の技術を磨くことだけに躍起になる必要はないと考えています。
大切なのは、人と人として対等に付き合えるメンタルと思考力です。それさえあれば、あなたの専門性は必ず活きます。むしろ、それがなければ、どんなに高度な専門性も、人の心には届かないのです。
最後に
私たちは誰もが、人として平等です。その当たり前のことを、実践できる人が、本当の意味で選ばれ続けるのです。
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※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
最終更新:2026年4月