この記事のポイント:Dr.EKO博士(整形外科医・医学博士)が、対人援助・医療職のトレーニングをだれに提供する?についてお伝えします。
── 医療とトレーニングの役割の明確な違い ── 私たち対人医療職は、これまでの臨床現場では、No.3の「病気とされる層」の方々にしか出会うことがありませんでした。しかし、より健康的な生活を目指すNo.1「ウェルネス層」と、日常生活でのサポートを必要とするNo.2「一般層」の方々にも、私たちのスキルを活かした支援ができるのではないか。その思いから、やえこふクリニック、株式会社ヤエコフのスライブトレーニング®、ウェルネストレーナーのサービスを立ち上げました。
これらのサービスは、全てNo.1とNo.2の層を対象としています。No.3の層の方々については、従来通り専門医療機関での治療をお受けいただくことが適切です。これは、これからトレーニングを行っていく皆様にも明確にご理解いただきたい重要な点です。
3つの層とその特徴、該当するとれトレーニングやトレーニングサービス No.1 ウェルネス層(全体の20-25%) すでに健康的な生活を送られている方々です。さらに充実した生活を目指して、積極的に健康増進に取り組みたい方々です。
提供サービス: やえこふクリニックのメディカルトレーニング、YAEKOFUウェルネストレーナーによる生活習慣改善サポートをご利用いただきます。
No.2 一般(健常)層(全体の30-35%) 日常生活を送られている方々です。生活習慣の改善やストレスケアに関心をお持ちの方も、無関心な方も含まれます。
提供サービス: やえこふクリニックのメディカルトレーニング、認定スラトレ®トレーナーによるメンタル思考トレーニング、YAEKOFUウェルネストレーナーによる生活習慣改善サポートの中から、希望に応じて選ばれます。
No.3 病気とされる層(全体の15-20%) 医師による診断を受け、専門医療機関で治療を受けている方々です。この層の方々には、引き続き専門医療機関での治療をお勧めしています。私たちのトレーニングサービスは対象外となります。
おわりに 私たち対人医療職は、医療現場でNo.3の層の方々と関わってきた経験があります。その経験を活かしながら、今度はNo.1とNo.2の層の方々へトレーニングという新たな形での支援を提供していく道があります。
これからトレーニングの道を目指す対人医療職の皆様へ。
トレーニングは医療とは異なる専門性を持つ領域です。その違いを明確に理解し、それぞれの領域で適切なサービスを提供するために、これまで養った技能を異なった形にして提供する必要があります。
最初はついつい患者さんに話しかけるように、クライアントに接してしまいがちです。しかし、クライアントは病気には区分されない一般(健常)層の方々です。それにふさわしい態度や提供内容を一緒に考えていきましょう。
皆様もぜひ、この医療とトレーニングの境界線を意識しながら、新たな挑戦をしていただければと思います。
引用・参考文献リスト 統計データの出典 1. 厚生労働省(2022)「国民生活基礎調査」 - 通院者の割合に関するデータ - 傷病別受療率の統計 2. 厚生労働省(2023)「患者調査」 - 外来患者数の推移 - 診療科別患者数の分布 3. 内閣府(2023)「国民生活に関する世論調査」 - 健康意識に関する調査結果 - 医療サービスの利用状況 健康意識に関する研究 4. 日本健康会議(2023)「健康経営度調査」 - 職場における健康管理の実態 - 予防医療への関心度 5. 日本予防医学会(2022)「予防医療の動向調査」 - 健康診断の受診率 - 予防医療への取り組み状況 メンタルヘルスに関する調査 6. 厚生労働省(2023)「労働安全衛生調査」 - 職業性ストレスの実態 - メンタルヘルス対策の現状 7. 日本産業衛生学会(2023)「職場のメンタルヘルス実態調査」 - ストレスチェックの結果分析 - 心の健康づくり計画の実施状況 補足事項 - 本文中の割合(%)は、上記の複数の調査データを総合的に分析し、実務経験に基づいて算出した概算値です。
- 地域や年齢層によって、これらの数値には変動が生じる可能性があります。
- 最新の調査結果により、数値が変更される可能性があることをご了承ください。
※ 具体的な文献は、各機関の公式ウェブサイトまたは出版物をご参照ください。
※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
最終更新:2026年4月